秋のワイン会「カスレと秋を楽しむペアリング」①[アペリティフ〜前菜]編
善光寺を眺めながらコース料理が楽しめる『ミュゼレストラン善』では先日11月18日に、2回目となる【ワイン会】を開催いたしました。
前回同様に、事前予約を承り、たくさんの方にご興味を持って頂きました。
お問い合わせ、ご予約頂き、本当にありがとうございました。
ここでは、ご興味を持っていただいた方へ、また新しいワインライフのご参考に、
当日、ワイン会にご用意したお料理に合わせ、ペアリングを行いました「秋のマリアージュ」を簡単にですがご紹介いたします。
『ミュゼレストラン善でしか楽しめないマリアージュ』
ぜひ次回のワイン会にもご興味を持っていただければと思います。
【ワイン会】今回のテーマ
今回のテーマは
「カスレを味わう秋のペアリング」
長野の食材にこだわっているミュゼレストラン善。
ワイン会に合わせて、県産の食材に加え、『旬の食材』でお料理をご用意。
合わせてお料理に合うワインを、秋に思い浮かべるワインとして「新酒」にちなんだワインと、
ともにお料理に合うワインをご案内いたしました。
伝統的なフランスの豆料理「カスレ」をはじめ、旬の食材を使ったお料理を。
前回の県産ワインから一転、今回はカスレ発祥のフランスを中心にワインをご提案。
ワインを合わせるときによくある選び方として、その土地のお料理と同じ産地のワインを合わせる方法があります。
今回も、そういった選び方としても参考になりました。
【ワイン会】アペリティフ〜前菜
まずはじめに、食前酒である「アペリティフ」からアミューズ、前菜までのお料理、ワインをご紹介します。
※ワインについて ワインアドバイザーであり、当レストランでお世話になっております『セラーキタムラ』北村様にご協力頂き厳選していただきました。
▼メインからデザートについてはこちらをご覧ください
アペリティフ(食前酒)
よく、胃を刺激し食欲を促すために楽しまれると言われる「アペリティフ/食前酒」
今回のご用意したのは、山梨県勝沼、長野県小諸を拠点としている『マンズワイナリー』の酵母の泡・竜眼。
長野の特有のブドウ品種「竜眼」を使ったスパークリングワインをご用意いたしました。
口当たりがスッキリとしていながら酵母からなる旨味を感じるやや辛口な一杯。
乾杯はもちろん、さっぱりとした前菜などにもおすすめのスパークリングワインです。
実は、前回のワイン会でもお出ししたブドウ品種「竜眼」
▼気になった方は下記の記事で詳しくご紹介しております。
アミューズとスパークリング
お料理前のちょっとしたお楽しみとしておだしする「アミューズ」
ワイン会では、見た目にも綺麗で、様々な味わいが一口で楽しめるのが嬉しい「一杯」を今回もご用意いたしました。
一番下の層には、平たい形が特徴のレンズ豆をピューレ状に。
その上には、カリフラワーの濃厚なスープを思わせるヴルテ。
コンソメのジュレに添えたのはキャビアと、一見スイーツにも見えるカクテルグラスでご用意したアミューズです。
野菜と豆の旨味をコンソメとキャビアで一層引き立て、一口の中に季節を感じるアミューズです。
そこで合わせたいのは「スパークリング」ということで、ご用意したのがフランス南部、ラングドック・ルーション地方のスパークリングワイン。
比較的にカジュアルで気軽に楽しめるワインが多いラングドック・ルーション地方。
今回ご用意したブランケット・ド・リムーはシャンパンと同じ製法で作られています。
フルーティーで複雑な味わいに、軽やかさが野菜や豆の味わいを一層引き立てます。
冷前菜とロゼワイン
口の中で混ざり合う味わいが美味しい一品料理。
前菜の一皿目としてご用意したのが、長野県のプレミアム牛である「信州プレミアム牛」を自家製コンビーフに、
更に上品で優しい甘みが特徴の「ゆり根」と合わせてゼリー寄せにと、ひと手間加えた一品。
香りが良いマスタードソースとハーブ野菜が更に味わい複雑に。
見た目にもきれいな冷前菜としてご提供いたしました。
信州牛をということもあり、ここではロゼワインを合わせます。
今回合わせたロゼワインは、こちらもフランス、ボルドー地方の伝統的なロゼワイン「クレーレ」
ロゼとしては赤みが強いのが特徴で辛口タイプのワイン。
味わいはフレッシュ感の中にも複雑さがあり、コクのある前菜に調和した一杯です。
一つに「ロゼワイン」と聞くと、飲むタイミングがわからず選ばれることが少ないイメージがあります。
今回のように前菜にちょっとしたコクのあるお肉料理がある。
また魚介系とも合うとされているロゼが多くあります。※フランス・プロヴァンス地方のロゼワインなど…
比較的に軽めのものもあるため、乾杯や今回のような前菜にもおすすめできます。
春の時期などは桜をイメージして楽しむのもいいと思います。
是非ご参考に「ロゼワイン」を楽しんでいただければとともいます。
温前菜と白ワイン
次の前菜としてお出しした温前菜、こちらも『秋』を感じる一皿をご用意いたしました。
香りがよく食感も良い旬のきのこ3種に加え「白バイ貝」を使用したソテー。
フランス・ブルゴーニュ地方で有名な「エスカルゴ」料理に使われるパセリとにんにくの香りが食欲そそる自家製「エスカルゴバター」で味の決め手に。
別名「ブルギニョンバター」と呼ばれる万能バター
今回、当レストランでもご用意したように、エスカルゴ以外にもお魚や肉料理、野菜やパンなど使い勝手が良いとされています。
きのこと貝の香り、旨味にエスカルゴバターが後押しするように調和した一皿。
濃厚でクセになるバターは、思わずパンが欲しくなる一皿です。
「同じ地域の料理・ワインを楽しむという選択肢」
ここで合わせたいワインとして、タイトルの通りですが、フランスの白ワイン。
お料理と同じくフランス、ブルゴーニュ地方のシャルドネ種を使った辛口をご用意いたしました。
自然栽培でも有名なオレリアン・ヴェルテ氏のワイン、お好きな方なら聞いたことある方も多いと思います。
その中でご用意したシャルドネ種は料理と合わせて楽しむことが多い品種。
貝の旨味にエスカルゴバターが白ワインとよく合い、ワインのもつ旨味が相乗効果となって料理を一層引き立てました。
同じ地域の料理・ワインを楽しむという選択肢
ワインと料理を合わせる一つの参考になればと思います。
善光寺を眺めながらお食事
善光寺を含め自然美を一望できるミュゼレストラン善の2回目となるワイン会。
後半といたしまして、別の記事にて「メイン料理からデザートまで」の秋のペアリング、ワイン会の内容をご紹介した記事を記載しております。
ぜひご参考にご興味を持っていただければ幸いです。
▼【ワイン会】の続きはこちらをご覧くださいませ